どういう体(てい)でサイトを作るか

「ん?このサイトは何だ?」という訪問者の意識

僕が訪問者としてサイトを見る際、
このサイトは誰が何のために作っているのかな?
という事を、なかば無意識的に考えてしまう。

だって、ほとんどのサイト運営者は、
・お金が儲かるか
・自分が楽しいか
・使命感に燃えているか
どれかがないと、わざわざサイトを作らないだろう
というのは、誰でも少し考えれば思い至ることだ。

これはアフィリエイトを知らない一般訪問者でも
なんとなくそう思っている気がする。
今後、時代が進めば、そういう事が分かっている訪問者は
だんだん増えてくるだろうと思う。

そう考えると、アフィリエイトサイトを作成する際には、
どういう体(てい)で作るか
を意識してゆきたいと思うのだ。

僕なりの「サイトの体(てい)」分類

紹介所型

営利目的であると堂々としているサイト。
色々なサービスや商品を、比較検討して、
きちんと情報を提供する対価として、
誘導先の広告主から報酬をもらっていますよ、
と胸を張って宣言しているようなサイトだ。

例えば、
~の徹底比較ランキング
のようなサイトだ。
僕はこういうサイトが清々しくて好きだ。

似たようなサービスとしては、
繁華街にある『無料案内所』がある。
まさかあれがボランティアだと思っている人はいないが、
それでも、自分でサービスを比較するより楽なので、
一定数の利用者がいるわけである。

この場合、サイト運営者の動機は堂々と『報酬』だ。

ユーザー型

趣味サイトの延長線にあるようなサイト。
想いや趣味が高じている人が作ったようなパターン。

~体験談!
~の楽しみ方!
のようなサイトだ。
自分が生活上必要だったり、趣味で取り組んだり
していることを、実体験として実況して、
その中で、おすすめできるものや、
サイト訪問者がより楽しめる商品を紹介する。

このサイト運営者の建前上の動機は『楽しみ』『整理』だ。

啓蒙者型

専門家や論客が、世の中の間違った考え方や、
横行している不正な状態を正そうとするサイトだ。

~相談所
のようなサイトだ。
ある程度、業界に詳しい立場の人が、
情報不足の為に被害にあっている一般消費者や弱者の為に
ひと肌脱いで情報発信をしている、というサイト。
そのコンテンツの中で
「このサービスであれば、自信を持っておすすめできる」
という形で商品やサービスを紹介する。

このようなサイトの場合、サイト運営者の肩書や立場を
ある程度掲載することが大事だろう。

なにせ、
「私がおすすめする商品だから大丈夫です」
という感じで紹介することになるのだから。

この場合、サイト運営者の建前上の動機は『使命感』だ。

WEBマガジン型

最新の情報や、自分の内面的な考察を、
コラムやニュースの形式で発信するサイトだ。
ブログという形式をとる事が多い。

このようなサイトの場合、サイト運営者は、
自分の考え方に訪問者が心を動かされたり、
コミュニケーションが発生したりすることに価値を置く。

その中で、自然発生的に、なんらかの商品を紹介するという
コンテンツの流れになった際、まるで友人にお気に入りのグッズを
勧める感覚で商品やサービスを紹介するのである。

この場合、サイト運営者の建前上の動機は『社会参加』だ。

「建前上の動機」について

上記の分類で、サイト運営者の「建前上の動機
という言葉を連呼してしまったが、
この「建前上」が取れて、本当の自分の動機を一致すると
素晴らしい事が起きる気がしている。

むしろ、もともと、そうあるべきなのかもしれないが、
実際問題、
儲かるジャンルで儲かるサイトを作る
ということを優先すると、必ずしも、
本音と建前を一致させることは難しい。

いずれ何かの拍子に、うまく自分の中で調和がとれた時、
ライフワーク的なサイトが作れるのではないか、と思う。

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