信用の量とクリックのバランス

新しいジャンルのサイトを作っていて考えたこと

今、新しいジャンルのサイトを作っている。
作りながら考えたことがあるので忘れないように書いておく。
それは、アフィリエイトリンクをクリックしてもらうために必要な
「信用の量」みたいなことである。

僕がネットで何かを調べる時、ネットで書かれていることはあまり信用しない。
もし書いている方が誠心誠意、記事を書いていたとしても、
そこに含まれる情報が正確かどうか、判断することがむずかしいからである。

サイト作成者が人格的に優れていたとしても、
つい間違った情報を載せてしまっているかもしれない。

実際、僕の専門分野についてグーグルで調べてみると
結構いい加減なことが書いてあるサイトが沢山ある。
もちろん、中には感心するようなサイトもあるが、
要は玉石混合ということだ。

逆にサイトで情報を発信しようとすると、信用してもらうのが大変むずかしい。
とても労力が掛かるのである。

例えば、こちらの肩書や素性も明かさずに、記事だけで信用してもらおうと思うと、
感心するような正確な情報を数多く発信しなければならない。

しかしふと次のように思ったのである。
はたして訪問者にサイトの情報を完全に信用してもらう必要があるのか。
信用してもらわなければならない「度合い」みたいな要素があるのではないか。

「信用の量」と「クリックのハードル」のバランス

1つ前に作ったサイトでは、訪問者がリンクをクリックするためには、
それなりの信用が必要だった。

もちろんクリックするだけでは何のリスクも無いが、
クリックした先でアクションしてもらえるかどうかは
やはりサイトの信用に影響される種類の案件だった。
「さっきのサイトでオススメされたけど、信じてよいのか?」
という気持ちになる。

今回作っているサイトは少し違う。
とりあえず申し込んでおいて、あまり損をしないタイプの案件なのである。
そうすると、極端な話、
「申し込んでも損はないですよ。」
とだけ正確に伝えられれば、僕の発信する情報の
信頼性はあまり関係ない。
従って、信用を獲得するために割く労力が変わってくる。
もちろん、クリックしたい気持ちにさせる
心理誘導的な要素は別腹で必要かもしれないが。

ちなみに、少し前に作った物販のサイトで、
すでに流行っているグッズを売った時などは、
僕のことなど全く信用してもらう必要がなかった。
僕のサイトなどただの通過点でしかなかったわけである。

例えば、ふと入ったコンビニの内装や店員さんが怪しくても、
少年ジャンプを買うのに何ら心理的抵抗は無い。
一方で、もし結婚指輪を買うのであれば、格式のあるブティックで
信用できそうな販売員の方から買いたいと思う。
そんな感じ。

「信用の量」が必要なサイトを作るかどうか

「信用の量」が必要なジャンルのほうが、
サイトを作成するのにかかる労力が大きい。

そう考えていてふと昔のことを思い出した。
かつて受験勉強をしていた時に予備校の先生に次のように言われたことがある。
「難しい試験は全員にとって難しい。」
「簡単な試験は全員にとって簡単である。」

信用が必要なジャンルで、きちんと信用される基盤を作ることが出来れば、
他のサイトに差をつけやすくなるのではないか。
もちろん、そこは自分にそのジャンルで信用を獲得できる
素養があるかどうかにかかっている。

そのサイトで必要となってくるであろう「信用の量」と、
自分がそれを獲得するために供給できる知識や資本や労力を見比べて、
自分が有利そうな土俵を見つけたい。

色々やってみようと思う。

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