怠けず焦らず

精神的にニュートラルな状態を保ちたい

気持ちが緩む方向にブレると、「怠け」という状態になる。
逆に、気持ちを張りすぎると「焦る」という状態になりやすい。
怠けていては何も始まらないが、逆に、
焦ってしまうと判断や作業の精度が落ちてしまうのだ。

また、焦った状態で活動すると、エネルギー消費が大きくなり、
結果として効率が落ちてしまう。そしてすぐ疲れてしまう。

よって可能な限り、

(怠け)——–(ニュートラル)——–(焦り)

というようなゲージをイメージして、なるべく自分を
ニュートラルな状態に維持しておきたいと思う。

もちろんバランスをとるというのは大変むずかしい。

心のバランスをとる技術というのは、いわば職人的な熟練を要する
心理的な技法であると考えている。
精神論や根性論ではなにも解決せず、
きちんとした手法やエクササイズが必要である。

怠けないようにするために

怠けないようにするために、自分に「喝」を入れてみたり、
今の自分を責めたりすることはほとんど意味がない。
ダメージを負うだけ損である。

たかだか35年しか生きていないので、あまり悟ったような事は
言えないが、今のところ、完全に怠け心を克服する方法は無い
と思っている。

そのうえで、せめてもの方法として実践していることがひとつある。
それは、自分の作業のクオリティをいったん意識的に下げることだ。
もしかしたら性格にもよるのかもしれないが、自分の目標とする
クオリティと、作業の実際の出来栄えに差があると、
そのつど心理的に小さいダメージを負う。

作業をしている間、ずっと小さいダメージを負い続けると、
途中でノックダウンしてしまうのだ。その結果、怠けてしまう。

作業中のノックダウンを回避するためには、まず心理的にダメージを
負わない程度に、自分の理想とするクオリティを下げて作業を進める。
そして、ある程度完成してから、手直しをする。
そうすれば、高い理想を追い求める時間が最小限で済むのだ。

トータルで高い出来高を上げようとするならば、
心理的な燃費のコントロールを考慮しなければならない。

焦らないようにするために

焦らないのも難しい。
逆説的だが、焦りはある程度必要だと考えることで、
まず少し心が楽になる。

そのうえで、焦っている自分を冷静にするために実践している
ことがひとつある。
それは、意識的に遠くを見るということだ。
ここで言う遠くとは、時間軸のことである。

例えば、明日までの目標だけに着目していると、
今日失敗したらその時点でアウトだ。
しかし、100日後までにトータルで勝ち越せばよいと考えれば、
今日の失敗は明日取り返せばよい。
例えば、全体として51勝49敗でよい、と考えることも出来る。

しかし、この心理的な技法は加減が難しい。
時間軸で遠くを見ると、次の瞬間、心が怠惰な方向にブレすぎる
可能性があるのだ。
自分の心の緊張を、ちょうど良い度合で緩める。
なんとも職人的な熟練を要する心理的な技法である。

自分の心がいかにナイーブであるかを自覚し、
そのナイーブな心をコントロールする技法を意識的に習得しないと
厳しい日々を健全に生き抜くことは難しい。

(後記)
サイトアフィリエイトという、挑戦すべきことに出会ったおかげで
2014年は充実した年になりそうだ。
では、よいお年を。

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